• PAUSE & INSPIRE ”tea break”
    miuさん & Kaitoさん #1 場所と時間でお茶は贅沢なひとときに

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    過去6回にわたって、さまざまな場所で、季節ごとに、また一日の時間の流れ中で、お茶を淹れて飲むシーンをスタイリングしてきたシリーズ企画「PAUSE & INSPIRE」。

    谷中での撮影の合間、シリーズ開始からモデルを務めるお二人にお茶を淹れてもらいながらお話を伺いました。

    いただくお茶は「煎茶 めがみ」。一煎目は常温の水を使って水出しに。

    茶葉を入れて水を注ぐだけで、すでに楽しそうな二人の姿がありました。

    1996年生まれのmiuさんは、3歳下のKaitoさんにとってはモデルの先輩でお姉さん的な存在。最初の一杯を淹れることになったKaitoさん、こぼさないかとmiuさんから熱い視線を感じながら、慎重に水を注いできます……。

    今回の撮影は台東区谷中に今年5月にオープンした宿泊施設[YANAKA SOW]を起点に、下町の魅力と意外なところに息づく日本茶の歴史を辿りました。

    miuさんとKaitoさん。ゆっくりと水出しの時間を待ちながらお話を聞いていきます

    #5 A Boy Wonders in Yanaka」では、岡倉天心の旧居跡にあたる岡倉天心記念公園の六角堂の前に腰掛けお茶を淹れたKaitoさん。谷中の街の印象はどうだったでしょうか?

    Kaito 実は谷中に来たのは初めてだったのですが、とても日本っぽい落ち着いた雰囲気で、お寺や神社もたくさんあって素敵な街でした。miuさんの雰囲気も谷中の街とマッチしてとてもよかったです!

    普段から色んなお茶を淹れて飲むというmiuさん。いつもと違うシチュエーションで飲むお茶に新鮮さを感じられたようです。

    miu 場所や時間が変わるだけで、毎日飲んでいるはずのお茶なのに、贅沢なひとときをくれるんだなって感じました。

    #6 A Girl Wonders in Yanaka」の中で、江戸時代の茶屋娘・笠森お仙ゆかりの功徳林寺くどくりんくじで淹れた白茶も、miuさんが愛飲するお茶の一つでした。お寺の本堂の縁側で、陶芸家・市川孝さんの茶器を使って淹れる姿はたしかに新鮮でした。

    さて、2分ほど待った水出しのお茶がいい具合になってきました。

    Kaito めっちゃいい香りしてます。茶漉しに乗っけながら……。あ、あぶね! 自分のグラスだけに全部入れちゃいそうでした!

    miu 最後の一滴までね。

    Kaito 色が全然違くなるんですね。はい、入りました!

    miu いただきます。うん、美味しい。しっかり苦めかなと思いますけど、舌に乗ったときに嫌な感じはないです。冷たい(水出しだ)とやっぱり味が全然違いますね。温かいともっと苦味とか渋味を感じそうだけど、冷たいからさっぱり感じられる。普段は、温かくして飲むことが多いんですけど、いいな、冷たいのも。

    Kaito (自分で淹れたお茶の感想を聞くと)完璧ですね! もうちょっと濃くてもよかったかもしれないですね。家でもお茶よく飲んでますね。朝はコーヒーなんですけど、昼から夜はずっとお茶。お酒も好きなのでお茶割りもよくやります。

    こちらまでお茶を一杯飲みたくなってしまうのような二人の自然体なリアクション。
    ぜひ「PAUSE & INSPIRE」本編もお楽しみください。

    次回は「煎茶 めがみ」の2煎目をmiuさんに淹れていただきます!

    miu|ミユ
    滋賀県生まれ。モデルとして雑誌や広告等で活躍。女性ファッション誌”ViVi”の専属モデルとして活躍する一方で 音楽やカルチャーにも造詣が深く、男性ファッション誌にも登場するなど男女問わず幅広い層から人気を集めている。
    instagram.com/_miugram_

    Kaito Sasamoto|笹本海都
    東京都八丈島出身。幼い頃に家族旅行で海外へ行った際に初めてのサーフィンを経験。以後、サーフィンを通してスケートボードにものめり込み、現在は原宿のスケートショップ「FTC」に勤務する傍ら、スケート三昧の日々を送る。
    instagram.com/kozakana

    Photo: Masayuki Shimizu
    Styling: Tadashi Mochizuki
    Hair & Make-up: Nori
    Text: Yoshiki Tatezaki
    Location: YANAKA SOW

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