• 良質のお茶で味わう
    ocha room ashita ITO ENの
    抹茶ビール

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    抹茶フレーバー商品の人気はますます高まるばかりで、海外からも“matcha”に熱い視線が注がれている。11月には「口切(くちきり)」と呼ばれる抹茶の“旬”を迎えた。スイーツだけではなくアルコールドリンクにも用いられ、さまざまな風味との組み合わせの可能性が広がっている抹茶を紹介するシリーズ。2回目となる今回は、新業態のお茶カフェがこだわり抜いた抹茶ビールをご紹介。

    抹茶好き、ビール好きの両方が満足できるこだわりの抹茶ビール

    抹茶とビールの組み合わせは、数年前から徐々に盛り上がりを見せている。日本茶専門店が抹茶ビールをメニューに出したり、抹茶ビールを目玉にしたイベントの開催、さらには自宅で自ら抹茶ビールを作る人もいるという。様々なスタイルの抹茶ビールがある中で、[ocha room ashita ITO EN]の抹茶ビールは「お茶」に対するリスペクトが光る一杯となっている。

    11月1日にオープンし、新たな渋谷のシンボルになりつつある渋谷スクランブルスクエアの10階で上品な雰囲気を放ち佇むocha room ashita ITO EN。

    このお店は、誰でも気軽に入りやすい空間であり、落ち着いた照明の下でカウンターが並ぶ一方で、お茶の木が添えられた緑が豊かに囲む気持ちの良いスペースがあったりと、誰もがお茶をゆっくりと味わえる雰囲気となっている。

    お茶の美味しさだけでなくお茶にまつわる文化やその背景を発信することで「お茶を楽しむ人の裾野を広げる」ということがこの新店のコンセプト。初心者が入るにはなんとなく敷居が高いように感じてしまうお茶の世界を、チーズティーや抹茶しるこなどの抹茶を軸にした様々なメニューによって、お茶をもっと気軽に楽しめるような工夫が多く凝らされている。

    一方で、オーソドックスな抹茶もしっかり味わうことができる。抹茶は「万暦の昔(ばんれきのむかし)」「宝尽の白(ほうじんのしろ)」「霧の音(きりのね)」の3種類。注文をすれば、店員さんにお茶を点ててもらうことはもちろん、自分自身でお茶を点てる体験もできるようになっている。「気軽に抹茶を点てられる場所というのはなかなかありません。ですので、皆さんにお茶をもっと身近に感じてもらいたいと思い、お茶を点てる体験ができるようにしています。若い人にも楽しんでいただけるといいですね」と店舗開発担当の永野亮さんはいう。

    「霧の音」は軽やかな香りと旨みがあり、幅広い層に人気の抹茶。お菓子などにも使用しやすく、ocha room ashita ITO ENの抹茶ビールにも使われている。

     「ここで出している抹茶ビールは、抹茶はもちろんのこと、ビールが好きな方でも美味しいと感じてもらえるようなものになっていると思います」と語るのはメニュー開発にも携わった植竹寛さん。抹茶ソースを混ぜ合わせたものや、水で抹茶を点ててからビールに注いでいくスタイルが多いという抹茶ビール。しかし、ocha room ashita ITO ENでは抹茶とビールの両方をしっかり感じられるような“混じり気のない味”を実現したいと思ったのだそうだ。そのため、先に抹茶と少量のビールを入れて茶筅で点てた後、ビールの入ったグラスに注いでいくという方法で作っているのだという。グラスのビールへ静かに“ビール点て抹茶”を混ぜ合わせていくと、金色から緑へと徐々に変化していく。そのグラデーションに思わず目を奪われてしまう。

    抹茶の渋みとビールの苦みだけでなく、ほのかに甘みも感じられる絶妙な風味の抹茶ビール。このような味わいに仕上げるまでには様々な想いがあったのだという。「お茶を生かせる飲料を考えた時に、ビールは合うのではないかなと思いました。しかし、ビールの味に負けないように、抹茶の味もしっかり出るものでないといけない。そういう点では、『霧の音』が一番しっくりきました。色、甘み、渋みが全てバランス良く出るような仕上がりにするには試行錯誤しました。(植竹さん)」。

    お茶をこれまで以上に楽しめるメニューが揃ったocha room ashita ITO EN。「霧の音」を抹茶でいただき“基本”のお茶を楽しんだ後に、抹茶ビールを飲んで可能性の広がりを感じてみてはいかがだろうか。


    ocha room ashita ITO EN
    渋谷スクランブルスクエアの10階にオープンした伊藤園による新業態のカフェ。お茶にまつわる商品や情報を多角的に発信することで、“お茶の新しい楽しみ方”や“お茶との新しい接点”を提案し、世界中にお茶への関心を広げ、お茶ファンを創り出すことを目的としている。
    www.itoen.co.jp/news/detail/id=25415

    Photo: Kenta Aminaka
    Text: Ririko Sasabuchi

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