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2020.08.25

NODOKA 洪秀日さん
「食べる」パウダーティーと
お茶の飲み方の多様性
<後編>

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有機栽培の茶葉を微粉末にしたパウダーティーブランド「NODOKA」の洪秀日ホン スイルさんに、今回、味も見た目も爽やかな“お茶カクテル”の作り方を2種類教えていただいた。

出会ったことのない味わいに、誰もが驚き思わず笑顔になる。洪さんがNODOKAをスタートさせる原動力の一つだった「お茶のあり方にもっと多様性を」という想いを体現する、新しい形のご馳走カクテルだ。

特選抹茶とスイカジュース

「“茶葉を食べる”という考えのもと、お茶の葉をまるごと微粉末にしたパウダーは、料理やカクテルにも活躍するんです。実際に一流のフレンチレストランや世界的に注目されているバーでもNODOKAのパウダーを使ってただけたりして…嬉しいですね」

確かに、茶葉をそのまま砕いた純度の高いパウダーだからしっかり旨みがあって、適度な渋みも心地いい。さらにすぐ溶けるので、ちょっとものぐさな人にも、忙しい調理場のプロにも嬉しいお茶なのだ。今の時代にフィットする形を考え抜いた洪さんの狙い通り。

「今日は老若男女、誰でも好きになれるような、爽やかなノンアルコールカクテルを作ろうと思います。一品目は、『特選抹茶とスイカジュース』です」

「特選抹茶」のパウダー2gと水30mlを容器に入れ、混ぜて溶かしていく。洪さんはビーカーと細身の茶筅を使用。この組み合わせも新鮮な印象。NODOKAの抹茶パウダーはさっと溶けるので、とっても簡単。

氷を入れたグラスにスイカジュースを7分目ほど注いでおき、その上から抹茶をゆっくり注ぎ入れる。この時、氷に当たるように注ぐのがコツ。そうすることで綺麗な二層に仕上がる。

まるでスイカみたいなカクテルが完成。蒸し暑いなかで見守っていたみんなからも涼やかな佇まいに思わず歓声を上げるほど

「スイカと抹茶って、合うんです。果物をいたただきながらお茶を飲む文化は古くからありますからね。これ、かき氷のシロップにしても美味しいんですよ。水ではなくシロップを使って抹茶パウダーを溶くと、甘みも増していいですね」

スイカ100%の甘みと抹茶の渋みがお互いを引き立て合い、ゴクゴク飲んでしまいたくなる味。

「もっとスッキリが好きな方は、レモンを絞ると、味に輪郭が出るのでオススメです」

目にも舌にも美味しいスイカのカクテルに盛り上がったところで、洪さんに2杯目のレシピもリクエスト。

玄米茶とスパークリング柚子ジュース

「今度は玄米茶を使います。NODOKAの玄米茶にはしっかりした香ばしさがあるので、さっぱりとした柑橘を合わせると好相性。方向性の異なる味覚のかけ算で、飽きがこずに美味しくいただけるバランスになっています」

先ほどのスイカのカクテルと同じく、手順は簡単。氷を入れたグラスの7分目までスパークリングの柚子ジュースを注ぎ、30mlの水に溶いた玄米茶パウダー2gをさらに加えるだけ。

「今日使った柚子のジュースは、手摘みされた柚子と天然水と有機さとうきびのみで作られたものです。こちらのカクテルの方が、もしかしたら大人の味わい。甘いものよりも酸味が好きな方には是非作っていただきたいですね」

素材にこだわった柚子のジュースとNODOKAのオーガニック玄米茶のマッチングは、複雑さがありながらも、ピュアな味わい。玄米茶の香ばしさを感じながら、キリっとした酸味が爽やか。後には柚子のアロマがふわりと残る、至福の一杯だ。

柚子の爽やかな香りと玄米茶の心落ち着く香りのコンビネーションもぜひ体感していただきたい

洪さんは他にも、スイーツやごはん、アルコールカクテルなどさまざまなレシピをNODOKAのウェブサイトを通じて積極的に発信している。

「使い方のヒントを発信していますが、人それぞれの使い方で楽しんでもらえればと思います。パウダーティーというのも、一つの選択肢。それがきっかけとなって、お茶を暮らしの中で楽しんでもらえるようになればいいですね」

洪秀日|Suil Hong
1985年、東京都生まれ。Japan Expo日本支社に入社し、日本企業の海外進出支援や人的交流の促進のためのイベントの企画・運営に携わる。東日本大震災後、NPO法人 PLAY FOR JAPANスタッフとして活動。2013年より拠点をニューヨークに移す。2016年、オーガニックパウダーティーブランド「NODOKA」を立ち上げる。
nodokatea.com
instagram.com/nodoka_tea

Photo: Junko Yoda (Jp Co., Ltd.)
Text: Takako Nagai
Edit: Yoshiki Tatezaki

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