MENU

2021.08.13

OchaSURU?
Glass Kyu-suで作れる
夏を彩るお茶ゼリー

SCROLL

お菓子研究家/日本茶インストラクターの本間節子さんに教えていただく、涼と彩りのゼリーレシピ帖。

前回は、ぶどうとかぼすを使ったフルーツゼリーの作り方を教えていただきました。煎茶、ほうじ茶との相性も抜群。

「お茶とゼリー」というペアリングをご紹介しましたが、今回は「お茶のゼリー」という融合の世界で、さらなる楽しみ方をご紹介します。

そこでキーになるのが「アガー」という海藻やマメ科の種子を原料とした植物性の凝固用粉末。これを使用することで、お茶の色も香りもそのままに、ぷるぷる食感のゼリーに変身させることができます。

「アガーは透明度が高く白濁しないので、お茶の色を活かすためにはうってつけなんです。お茶の風味の違いもちゃんと出るので、お茶としての味を楽しむことはもちろんですし、少し工夫してデザートとしても楽しめます」(本間さん)

CHAGOCORO SHOPでご購入いただけるお茶を使った、本間さんオリジナルゼリーを作っていきます。まずはじめに、シンプルな煎茶ゼリーの作り方から。

「煎茶めがみ」のゼリー(お茶ゼリー基本の作り方)

ゼリーらしい爽やかな甘さ。ゼリーが口の中に広がるにつれて緑茶らしい香りが感じられる

【材料(1人分)】
・煎茶めがみ 茶葉……5g
・湯……100ml
・水……100ml
・アガー……2.5g
・砂糖……15g

【作り方】
1. お茶を淹れる。急須に茶葉を入れてお湯を注ぐ。
2. アガーと砂糖を合わせて、鍋の水に入れ混ぜ合わせる。火にかけて、沸騰したら火を止める。
3. お茶を茶こしを通して器に注ぐ。2を加え混ぜ粗熱が取れたら、冷蔵庫へ入れて冷やす。

1. ふつうに飲むよりも濃いめに淹れるので、しばらく置いておく
2. アガーと砂糖を混ぜ合わせて、ダマにならないよう火にかける前に水とよく混ぜる
鍋肌から細かな泡が沸き立ってきたら火を止める
3. 茶漉しを通してお茶を淹れる
お茶とアガー液を合わせる。容器が熱くなるのでご注意を
軽く攪拌して液体を混ぜ合わせる。粗熱を取り、冷蔵庫で冷やせば完成

以上がお茶ゼリーの基本的な作り方。すぐにできちゃいそうですよね。実際、簡単なんです。

ここにシロップや果物など加えてアレンジすれば、楽しみは一層広がります。次にアレンジレシピを合わせて4種類ご紹介します。

「奥豊か かぶせ茶」のゼリー+レモンシロップ

旨みの強いかぶせ茶をそのままゼリーに。見た目も爽やかなレモンシロップとともに

【材料(1人分)】
・奥豊か 茶葉……5g
・湯……100ml
・水……100ml
・アガー……2.5g

【作り方】
1. お茶を淹れる。急須に茶葉を入れてお湯を注ぐ。
2. 鍋に水を入れアガーを混ぜながら入れた後、火にかける。沸騰したら火を止める。
3. お茶を茶こしを通して器に注ぐ。2を加え混ぜ粗熱が取れたら、冷蔵庫に入れて冷やす。
4. レモンシロップ(下記)を上からかけて完成

【レモンシロップの作り方】
水50mlに砂糖25gを入れ、火にかけて沸かす。そこに輪切りにしたレモンを15g入れて、冷ませばできあがり。
レモンの替わりに生姜(新生姜)を入れれば生姜のシロップになります。また、砂糖の替わりに和三盆、もしくは黒糖を入れればそれぞれ和三盆シロップ、黒糖シロップを作ることができます。お好みでお試しください。

「砂炒りほうじ茶」のゼリー+ココナツミルク

コーヒーゼリーと見間違いそうですが、ほうじ茶とココナツミルクの新たなる出会い

【材料(1人分)】
・砂炒りほうじ茶 茶葉……5g
・湯……100ml
・水……100ml
・アガー……2.5g

【作り方】
1. お茶を淹れる。急須に茶葉を入れてお湯を注ぐ。
2. 鍋に水を入れアガーを混ぜながら入れた後、火にかける。沸騰したら火を止める。
3. お茶を茶こしを通して器に注ぐ。2を加え混ぜ粗熱が取れたら、冷蔵庫に入れて冷やす。
4. ココナツミルクシロップ(下記)を上からかけて完成

【ココナツミルクの作り方】
水50mlにココナツミルクパウダー15gと砂糖15gを入れて、火にかけて沸かす。冷やしたらできあがり。

お茶とフルーツで層を作ることも!

お茶ゼリーと果物ゼリー(前回の記事でレシピ紹介)を合わせれば、このように層を作ることもできます。お茶と果物の味を一緒に楽しむことができる、ワンステップ上のアレンジゼリーです。

果物のゼリーを中間に挟んだお茶のゼリー。左が紅茶といちじく、右が抹茶入玄米茶とぶどう

狭山紅茶×いちじくのゼリー

【材料(3人分=中グラス3杯分)】
(お茶ゼリーは以下で1層分)
・狭山紅茶 ティーバッグ……2個
・湯……100ml
・水……100ml
・アガー……2.5g
・砂糖……15g
(以下、いちじくゼリー)
・いちじく……100g(皮をむいて1cm角に切る)
・レモン汁……小さじ2
・水……150ml
・アガー……2.5g
・砂糖……25g

【作り方】
1. 鍋でお茶ゼリーを作る。お茶を淹れたら、鍋の中でアガー液と混ぜて、火にかける。
2. 沸騰したら火を止め、粗熱を取り、容器に1.5cmほど注いで冷やし固める。(冷蔵庫に入れると早く固まる)
3. つづいていちじくゼリーを作る。アガー液を沸かして粗熱を取り、いちじくを加える。
4. 3のぶどうゼリー液を2のお茶ゼリーに重ねて注ぎ、冷やし固める。
5. 上記分量でお茶ゼリーを再び作り、4に重ねる。(少し余る分は別容器に入れる)

抹茶入り玄米茶×ぶどうのゼリー

【材料(3人分)】
(お茶ゼリーは以下で1層分)
・抹茶入玄米茶 茶葉……5g
・湯……100ml
・水……100ml
・アガー……2.5g
・砂糖……15g
(以下、ぶどうゼリー)
・ぶどう(デラウェア、マスカットなど)……100g(皮をむく)
・レモン汁……小さじ2
・水……150ml
・アガー……2.5g
・砂糖……25g

【作り方】は紅茶×いちじくゼリーと同様です。


今回の発見の一つ目は、アガーというゼリーの材料によって、お茶の色や香りそして味をそのまま固めることができるということ。「飲む」ではなく、ゼリーとしてお茶を「食べる」と、味や香りがはっきりと感じられることも発見でした。そして何より、お茶の色の美しさ。自然できれいな色に心癒される感覚は、暑さで疲れ気味な時には特に嬉しいものでした。

基本の作り方を参考に、砂糖の調整やシロップのバリエーションなど、皆さんの遊び心もプラスして、お茶とゼリーをぜひお楽しみください。

本間節子|Setsuko Honma
お菓子研究家、日本茶インストラクター。自宅で少人数のお菓子教室[atelier h]を主宰。毎日食べても体にやさしいお菓子を提案する。お茶にも造詣が深く、日本茶イベントや講習会などでも幅広く活躍。著書に『日本茶のさわやかスイーツ』(世界文化社)、『ほうじ茶のお菓子』『糖質10g以下とはまるで思えない やせおかし』『お菓子をつくる 季節を楽しむ82レシピ』『やわらかとろける いとしのゼリー』(以上、主婦の友社)など多数の書籍や雑誌等でレシピを提案している。
atelierh.jp
instagram.com/hommatelierh

Photo: Taro Oota
Text: Yoshiki Tatezaki
Coordination: Miho Akahoshi

TOP PAGE