
伊藤園
「OchaSURU?01 TENRYU」
(静岡天竜茶 リーフ)
内容量:100g
タイプ:リーフ
茶葉、茶器、そして人。
お茶の淹れ方、可能性はその組み合わせの数だけある。
お茶を淹れる時間をノーカットで綴る
“the brew note by CHAGOCORO”
第1回では、TEA BUCKS 大場正樹さんが静岡の煎茶「天竜」を春らしく淹れる。
『今回選ばせていただいた「煎茶天竜」は、旨味が強くてコクのあるお茶という印象でした。
そうした特徴をストレートに表現するとすれば、100ccのお湯に対して茶葉は5g前後、お湯の温度は約60度までしっかり冷まして、60〜90秒くらい長めに抽出する方法が考えられると思います。低めの温度で旨味を出すイメージです。
最初は、そのように「煎茶をシンプル淹れる」ということも考えたのですが、せっかくなので季節感を採り入れたいと思い、桜の塩漬けを使った淹れ方にしました。
そこで、淹れ方としては旨味やコクを少し抑えめにしました。茶葉の量は3gと若干少なめ、お湯の温度は80〜85度と高めにして、煎茶としてはすっきりとして味わいになっています。それによって、桜の風味や香りが際立ちます。桜の塩漬けの方も香りがけっこう強いので、煎茶とのバランスを考えて数枚だけ入れるようにしました。
淹れるときに急須を回すのは、茶葉が偏らないようにするためです。渋味が出ないように、やさしく回すようにします。また、急須をたたく動作は、注ぎ口側に寄った茶葉を反対側に戻して、最後の一滴まで淹れやすくするためです。少し熱めに淹れている分、口に運びやすい温度に若干冷ますために、急須から一度湯冷しに注ぎ、そこから茶杯に注ぎました。桜を目でも楽しんでもらいたくて、ガラスの茶杯を選びました』
茶葉 3g |湯量 約100cc|湯温 80〜85度|浸出時間 60秒
【準備】
・お湯を沸かす
・桜の塩漬けを冷水で洗い水気を切り、3枚ほど茶杯に入れておく
朱泥急須、朱泥湯冷し、蓋置=山田勇太郎
茶漉し=金網辻
茶則と茶通しセット=TEA BUCKS × MAISON D’ PULSE Original 茶則(真鍮)No.3
Brewer: Masaki Oba (TEA BUCKS) ー Instagram
Director: Hiroki Kataoka (NEW TOWN)
Videography: Soma Hirao
Motion Graphics: Norie Enokizono
MA: Koko Hirakawa
Logo Design: Ximena Criales
Coordination: Emiko Izawa
Edit: Yoshiki Tatezaki
2022.10.28 PAUSE & INSPIRE
2022.11.18 INTERVIEW日本茶、再発見
2022.12.16 INTERVIEW日本茶、再発見
内容:フルセット(グラス3種、急須、茶漉し)
タイプ:茶器
内容量:1個(個包装)
タイプ:リーフ